常子、竹蔵の思いを知る2
学費は滝子が出していた。
偶然そのことを知った常子と鞠子は
君子には、隠しておこうと結論を出した。
君子は毎月の学費は隈井が出してくれて
いると思って内職に励んだ。
学校で
どうしたもんじゃろな~~と
常子は、つぶやく。
中田は自分も悩みがあるから聞いてほしい
という。
実は縁談がある。この時代、女学校を卒業する
かしないかで縁談が出てきて
お嫁に行くものだった。
中田は男の人と話しもしたこともないし
身近には父親しかいないのでよくわからないと
いう悩みだった。
あれから、星野とはどうなったのかと中田が
きくが、常子は星野はいつも植物を観察
していて、そんな話ばかりだから、なにも
ないという。
ふたりで深川の木場についた。
清が威勢よく仕事の指示をしている。
若いのによく、お仕事がわかっているのねと
中田は感心している。
清が常子をみつけて
「常子ちゃん~~~」と
大声で呼んだ。
「あの人はどうなの?」と中田が聞く。
何もないと答える。
中田から見れば、常子のまわりは
男の人が多い。
勉強になったといって帰って行った。
隈井が常子に気が付いた。
常子は学費のことをしったと
話をした。
そして君子には内緒にしてほしいと
いった。
森田屋では、卵焼きの味について
親子喧嘩が続いている。
宗吉はあたらしい森田屋の卵焼き
の味を研究して試作をつくった。
常子は食べてみておいしかった。
森田屋のあまい卵焼きは昔からの
看板商品でこれを食べると
夫婦げんかもなくなるという。
ある日のこと居酒屋で隈井は君子と
待ち合わせをしていた。
君子がいつもの学費の返済に来るのである。
しかし待っている間に
隈井はお酒を飲んでしまった。
すっかり出来上がったところへ
君子がやってきた。
そして学費の一部を返済した。
あまりにも酔っぱらっているので
「お金を落としたり、すられたりしないように
してください」というが
隈井はへらへらと笑って、大丈夫だという。
そして滝子が学費を払っていることを
漏らしてしまった。
本人は気が付いていない。
君子は驚き、家に帰ると常子に
何か隠していることがあるのかと
聞いた。
「学費のことは」というのでついにばれたと
常子は思った。
思いつめた顔で立ち上がった君子に
常子は聞く。
「あのひ、かかとおばあ様の間に
なにかあったのですか?」
常子から見れると
滝子は、自分たちのことを気遣って
いるように見えるという。
君子は滝子が常子と清を結婚させよう
としていることを思い出して
苦々しい思いをした。
そして君子は滝子を訪ねた。
**********************
お上品にしている女学校の
生徒たちは学校を卒業したら
お嫁に行くことになる。
そして嫁しては夫に従い
のごとく、家庭に入って
いい妻、いい嫁、いい母と
なっていくという道ができている。
その道をみんな何も考えずに
歩いていくのである。
楽と言えば楽であるが
君子のように夫に先立たれたら
一挙に経済苦がまっている。
よく働く夫であればいいが
そうではない夫もいる。
その男によって女の人生が
左右される時代に
君子は清との縁談をもちかけた
滝子に反発をしていた。
なぜ???
結婚とは
あたりまえの女の人生という
時代である。
滝子をそこまで嫌っているのは
なぜなのだろうと
思う。
学費は滝子が出していた。
偶然そのことを知った常子と鞠子は
君子には、隠しておこうと結論を出した。
君子は毎月の学費は隈井が出してくれて
いると思って内職に励んだ。
学校で
どうしたもんじゃろな~~と
常子は、つぶやく。
中田は自分も悩みがあるから聞いてほしい
という。
実は縁談がある。この時代、女学校を卒業する
かしないかで縁談が出てきて
お嫁に行くものだった。
中田は男の人と話しもしたこともないし
身近には父親しかいないのでよくわからないと
いう悩みだった。
あれから、星野とはどうなったのかと中田が
きくが、常子は星野はいつも植物を観察
していて、そんな話ばかりだから、なにも
ないという。
ふたりで深川の木場についた。
清が威勢よく仕事の指示をしている。
若いのによく、お仕事がわかっているのねと
中田は感心している。
清が常子をみつけて
「常子ちゃん~~~」と
大声で呼んだ。
「あの人はどうなの?」と中田が聞く。
何もないと答える。
中田から見れば、常子のまわりは
男の人が多い。
勉強になったといって帰って行った。
隈井が常子に気が付いた。
常子は学費のことをしったと
話をした。
そして君子には内緒にしてほしいと
いった。
森田屋では、卵焼きの味について
親子喧嘩が続いている。
宗吉はあたらしい森田屋の卵焼き
の味を研究して試作をつくった。
常子は食べてみておいしかった。
森田屋のあまい卵焼きは昔からの
看板商品でこれを食べると
夫婦げんかもなくなるという。
ある日のこと居酒屋で隈井は君子と
待ち合わせをしていた。
君子がいつもの学費の返済に来るのである。
しかし待っている間に
隈井はお酒を飲んでしまった。
すっかり出来上がったところへ
君子がやってきた。
そして学費の一部を返済した。
あまりにも酔っぱらっているので
「お金を落としたり、すられたりしないように
してください」というが
隈井はへらへらと笑って、大丈夫だという。
そして滝子が学費を払っていることを
漏らしてしまった。
本人は気が付いていない。
君子は驚き、家に帰ると常子に
何か隠していることがあるのかと
聞いた。
「学費のことは」というのでついにばれたと
常子は思った。
思いつめた顔で立ち上がった君子に
常子は聞く。
「あのひ、かかとおばあ様の間に
なにかあったのですか?」
常子から見れると
滝子は、自分たちのことを気遣って
いるように見えるという。
君子は滝子が常子と清を結婚させよう
としていることを思い出して
苦々しい思いをした。
そして君子は滝子を訪ねた。
**********************
お上品にしている女学校の
生徒たちは学校を卒業したら
お嫁に行くことになる。
そして嫁しては夫に従い
のごとく、家庭に入って
いい妻、いい嫁、いい母と
なっていくという道ができている。
その道をみんな何も考えずに
歩いていくのである。
楽と言えば楽であるが
君子のように夫に先立たれたら
一挙に経済苦がまっている。
よく働く夫であればいいが
そうではない夫もいる。
その男によって女の人生が
左右される時代に
君子は清との縁談をもちかけた
滝子に反発をしていた。
なぜ???
結婚とは
あたりまえの女の人生という
時代である。
滝子をそこまで嫌っているのは
なぜなのだろうと
思う。
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